皆さんこんにちは。グループホームさくらの里の水谷です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
日中は陽の光で暖かいかと思えば、朝方は急に冷え込んだりと体調管理が難しい季節になりましたが、皆さんお変わりはございませんでしょうか。
さて、当グループホームでは、先日「季節の行事」として“ピクニック”を行い、黒崎方面下大野にある『ひなたの匂い』様にお邪魔させていただきました。
新型コロナウイルス流行のご時勢もあり、マスク着用・消毒の徹底・外部の方との接触を避ける等、配慮すべきことは多々ありましたが、美味しい料理や綺麗な景色に、入所者様はもちろんのこと、職員も楽しませていただきました。
スタッフの皆様、大変お世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
入所者様もコロナストレスを少しでも発散することができたかと思います。
改めまして、今回は私たち介護職員にとって身近な移動の福祉用具『車椅子』の歴史についてお話したいと思います。
・・・とは言っても、そう堅い話ではなく「今は車椅子があるけど、昔はどがんしよったとやろか?」とふと思い、本当に軽く調べた程度のものですので、お気軽にお読みいただければ幸いです。
車輪が付いた椅子は、かなり昔からあるらしく、今から1500年ほど前の中国には、すでに存在していたそうです(諸説あります)。
その頃の車椅子は身分の高い人物の乗り物でもあり、今のように歩行が困難な方が利用するものかは、はっきりしませんでした。
身分の高い人が乗っている車椅子…想像しただけで押すのはなかなかの勇気がいりそうですね。
私は親しくおしゃべりできる方の介助の方が、性に合っているようです。
日本でも、江戸時代頃の浮世絵の中に車輪の付いた箱のような乗り物に乗り、両手に持った杖で漕ぐように地面を突いて進む人が描かれています。これが当時の車椅子だったのかもしれません。
漕ぐような進み方は相当な重労働のはず、わたしには「ちょっとそこまで」が億劫になりそうです。
ヨーロッパでは、なんと紀元前から乳母車等の発明があったそうです。おそらく車輪付きの椅子も存在していた事は間違いないのではないでしょうか。
400年ほど前には、ドイツでハンドルを回すことで自走できる車椅子も発明されています。
これは、後方に2つの車輪、前方に1つの車輪、そして前方車輪上のハンドル装置を回すことで動かすことができるという、自転車の原型にもなったと言われているそうです。
興味のある方は、画像を検索してみてください。わたしは、ちょっとカッコイイと思います。
その後も車椅子は進化を繰り返し、1900年代の始め頃に私たちが良く知る形の「車椅子」が完成しました。
多くの人達のたゆまぬ努力により、今ではスポーツが出来るまで改良がなされています。
わたしたちの生活を支えてくれる車椅子には頭が下がります。
ちなみに私の願望ですが、私お世話になる頃には空を飛んだり、3体位で合体できるようになっていたらいいなぁ。
車椅子メーカーの皆様、是非!お願いします!!
今後も入居者様のより一層の笑顔が見られるように頑張ります。