皆さんこんにちは。ケアハウスさくらの里の馬場です。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
社会福祉法人いわこ会では、8月15日(火)19時より長崎の伝統行事“精霊流し”を行いました。
以前にも当ブログにてご紹介させていただきましたが、“精霊流しとは??”と思われる方も多いと思います。
精霊流しとは、
お盆の前に亡くなられた方のご遺族が、故人の霊を弔うため、提灯や造花で飾った手作りの「精霊船(しょうろうぶね)」という船に故人の霊を乗せて、精霊船が通る道を清めるための爆竹を鳴らしながら、「流し場」と呼ばれる終着点まで船を運ぶことで、西方浄土へ送り出すという長崎の伝統行事
です。
今年も職員とご入居者の方々が情熱と魂を込めて作り込み、立派な精霊船が完成しました。
暑い中、約2ヶ月にも及ぶ準備、本当にありがとうございました。
あいにく、当日の天気予報は“曇りのち雨”(しかも降水確率70~80%)。
何とも微妙な予報で、いつ雨が降り出すか予測するため、私も雨雲レーダーとにらめっこ!
“開始時刻の19時には降り出さないだろう!!”と、決行することになりました。
開始時刻が迫り、ご入居者の方々もぞくぞくと精霊船の周りに集まってこられ、想い思いにお参りをされていらっしゃいました。
担ぎ手も着替えを済ませ、気合を入れ、会場設営も終え、いざ、開始!!
・・・と思ったら、空から無情にも雨が・・・。まさかの開始時刻と同時に・・・。
しかし、ここで負ける訳にはいきません!!
雨は激しさを増すばかりですが、亡くなられた方々の御霊とご遺族・ご入居者の方々の想い、職員の情熱と魂を乗せて、大きな爆竹の音を鳴らしながら、船は進みます。
土砂降りとなった雨で飾り付けは取れ、担ぎ手もびしょ濡れになりながらも、無事に流し場までお運びすることができました。
ここ数年、精霊流しの日は雨が降らなかったのですが、天気は巡り合わせです。
ご入居者様・ご家族様・地域の皆様、そして職員の方々も、社会福祉法人いわこ会に来て下さる方々との出会いもまた、巡り合わせです。
そのご縁を大切にしながら日々を過ごし、来年もまた精霊流しが行えますように。