皆さんこんにちは。ケアハウスさくらの里の馬場です。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
社会福祉法人いわこ会では、ケアハウスさくらの里を中心として、8月15日(月)に「精霊流し(しょうろうながし)」を行いました。
長崎以外の方には馴染みはないかもしれませんが、長崎では毎年8月15日に「精霊流し」という、お盆の前に亡くなられた方のご遺族が、故人の霊を弔うため、提灯や造花で飾った手作りの「精霊船(しょうろうぶね)」という船に故人の霊を乗せて、精霊船が通る道を清めるための爆竹を鳴らしながら、「流し場」と呼ばれる終着点まで船を運ぶことで、西方浄土へ送り出すという長崎の伝統行事が行われます。
社会福祉法人いわこ会でも、当法人にご縁のあった方や、お世話をさせていただいた故人を偲び、精霊流しをおこないました。
ケアハウスさくらの里の精霊船はなんと職員の手作りです!!
ご入居していただいている方々にもお手伝いいただきながら、およそ2ヶ月かけて完成させました。
まずは材木の買い出しを行い、寸法を測り、裁断し、組み立て・・・と、考えるだけでも私にはできそうにありません。。。本当に作成していただいた方々には頭が下がります。
この船は昔本職だったケアハウスの管理人さんが2ヶ月かけて作りました!水に浮かべても沈みません!!
土台ができたら、次は飾り付けです。
ケアハウスさくらの里の女性職員が毎年絢爛豪華な飾り付けをしてくれます。
職員も手分けして仕上げます。
さて、後は仕上げを残すのみとなりました。
仕上げは、職員とご入居者のみなさんで、入居者の方々にお作りいただいた花や提灯、千羽鶴等を飾りつけ、提灯に明かりを灯す電線を配置し、完成です!
本当に立派な精霊船が完成しました!!
時刻は午後7時を迎えました。
ケアハウスやグループホーム、ショートステイからも、入所者の方々が精霊船を送り出そうと見に来られ、設置された祭壇に、想い思いに手を合わせられながら、船の出発を待たれています。
今年の担ぎ手たちです!
ケアハウスの職員だけでなく、グループホーム、デイサービス、ショートステイの “力自慢” “イケメン” 職員が手伝いに来てくれました!
船頭はケアハウスのご入所者の方にお願いしました!
さぁ、いよいよ出発です!最後の汗流し(慰労会)のビールが美味しいです!!
大きな爆竹を鳴らしながら、当法人内をぐるりと1周します。
途中、ご入所者の方々のご声援を受けながら、精霊船を回します。
「ドーイ、ドーイ」の掛け声が大きく響きます!
今年は例年よりたくさんまわりました!
ご入居者の方・ご関係者の方々の想いを乗せて、無事に流し場まで運び、故人の御霊を西方浄土へ送り出すことができました。
作っていただいた職員の方々、お手伝いいただいたご入居者の方々、本当にありがとうございました。
社会福祉法人いわこ会では長崎の伝統を大切にしながら、今後も様々なイベントをおこなってまいります。
どうぞ、お楽しみください!!
また、精霊流しの写真や動画をFacebookにアップしておりますので、良かったらご覧ください!
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