皆さんこんにちは。ヘルパーステーションの小佐々です。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今年の冬は気まぐれなお天気に振り回されて、
夜に車にチェーンを装着して準備万端の時は雪は積もらず、
『明日は大丈夫!!』と油断した時に限って・・・大雪。
長崎人は本当に雪に弱いです。
寒い話題はこのくらいにして・・・・。
去年の秋頃の話なんですが・・・(去年の秋頃の話ですみません)。
休日、愛犬を散歩させていると、我が家の前の道路の溝の中から、小さな子猫の鳴き声。
覗くと、逃げる事も出来ない様子で、子猫が鳴いているんです。
溝の蓋はステンレスのような物で出来ていて、主人が工具を持ってきて
ねじを外そうとするんですが、少し深く、普通の工具ではねじが回らず・・・。
親猫も、野良ちゃんのようなのですが、距離を置いて様子を見ているんです。
放っておく事も出来ず、道路は役所の管轄との事で、役所に相談。
休みなのに、自分の仕事の為に出ておられた職員の方が工具を持って来て下さいました。
他に救出方法はなく、ねじも回らず・・・。
結局、ねじの部分を切って下さり、無事に救出することが出来ました。
さて・・・どうしよう・・・。
かわいい子猫だけど、我が家では飼うこと出来ない・・・。
ちょっと距離を置いて親猫は見ています。
野良になるのがわかっているので返せない・・・どうしよう・・・。
親猫に「連れて帰る?」と話しかけながら、子猫を抱いて近づくと・・・逃げる。
そんな事を何度か繰り返し。
とりあえず、ドアのある小屋の中に子猫を入れると、ドアの網戸から親猫が覗いているんです。
その場で子猫を出してあげるのは道路もあり危険なので、抱いて近くの畑まで向かったのですが、
距離を置いて、やっぱり親猫が見ているんです。
「ちゃんと育ててね」と声をかけて子猫を置くと、子猫が親猫に気がついてまっしぐら・・・。
子猫が親猫に寄り添うと、仲良く走って行ってしまいました。
私のした事が良かったのか悪かったのかはわからないけど、
手のひらには子猫の暖かいふわふわの感触が残って・・・寂しい様な・・・親子の愛情物語を見せてもらったような・・・。
ほんわかした幸せな気持ち。
もちろん一生懸命救出して下さった役所の方にも感謝しています。
後日、役所の方が溝の掃除に来て下さり、中に沢山のゴミが入っていたそうで、
子猫が身動きが取れなくなったとの事でした。
今頃は独り立ちしているだろう子猫ちゃん・・・。また会って抱っこしたいなあ・・・。
時々思い出してしまいます。
介護とは何も関係ない私のとある1日でした。
皆様、風邪など召されませんように。