皆さんこんにちは。訪問看護ステーションの千代田です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
訪問看護ステーションさくらの里は、あっという間に開設して9か月目を迎えました。
想像していた計画をはるかに上回り、おかげさまで沢山と方々のお宅へ訪問に行かせていただいております。
新しい「出会い」もあれば、もちろん【看取り】という「別れ」もあるものです。
在宅での看取りは心身ともにエネルギーを使いますが、一人の人間の一生の終わりに立ち会えるという事は、とても良い経験にもなります。
ご家族様からの「さくらの里さんに最後に出会えて良かったです」という言葉がとてもありがたく心に染みます。
私たちは、経験や知識の前に、相手を思いやる気遣いのこころを大切にしており、理念にも掲げております。
患者さんの思い。介護するご家族の思い。
そんな胸に抱えるおもいを何気なく口に出来て看護師に話してくれる関係性と環境つくり。
これを現実にするには、対象となる方や環境などへの気配りと気遣いのこころがないと難しいと考えています。
そして、その気遣いのこころは患者さんやご家族だけではなく、スタッフ同士でも大切な事だと思います。
訪問看護ステーションさくらの里では、いずれかのスタッフの担当の患者様が急な発熱で、主治医の先生から点滴の指示が出た時などは、一斉にその情報を共有できるようにしています。
そこで、手が空いているスタッフは自ら進んで点滴対応などのヘルプに向かってくれます。
もちろんヘルプは必要ない場合も、です。
何気なく気遣って行動することで、スタッフ同士安心感が持てますし、そのぶん心にも余裕が出来ます。
また、私は物忘れが多く、同じことを何回も話したり、一気に仕事を増やしてしまったりしてお昼ご飯を食べる暇がない時が時々あるのですが、そんな時には必ずスタッフの誰かが「時間が空いてるときに口にして下さい」と食べ物を用意してくれます。
そして持病で小麦粉が食べれない私の事を考えて小麦粉が入ってないものを選んで買ってきてくれます。
本当にありがたい事です。
いつも笑顔と笑い声が絶えない、ときには騒音ともなるくらいの大笑いが、あたりまえの様にある事業所です。
「人を嫌いにならないこと」「人と自分を比較しないこと」
スタッフ、個々、長所短所があるものです。
そこを黙って静かに優しく支えあう、気遣いのこころを持ったスタッフに感謝。